新入社員研修での生成AIの扱いは、禁止・限定・活用の3類型に分けて決めるのが実務的です。どの方針であっても研修は設計できます。決めるべきは技術的な正解ではなく、自社のガイドラインです。
こんな懸念で検討が止まりがちです
AIを使わせると自分で書けないままにならないか
新人のうちからAIに頼ると、基礎力が身につかないのではという懸念です。演習の設計次第で、AIを使いながら基礎力も鍛える構成にできます。
社外に出せないコードがある
セキュリティポリシー上、社内のコードや情報を外部クラウドのAIに入力できない企業様も多くあります。ローカルLLMを使った演習という選択肢もあります。
3方針それぞれの演習設計への影響
禁止 — 写経と自力実装
コード生成AIを使用させず、写経や自力実装を中心とした演習で構成します。「AIに書かせず自分で書けるようにする」ことを重視する場合の方針です。
限定 — 調査は可・提出物は自力
エラーの解決方法を調べる、分からない構文を調べるといった調査目的での利用は許可しつつ、提出するコードそのものは自力で実装させる方針です。「どこまでなら使ってよいか」の線引きを事前に決めておく必要があります。
活用 — AI前提のレビュー訓練
業務での活用を前提とした構成です。AIが生成したコードをそのまま使うのではなく、内容を理解し、レビュー・修正する力を鍛える演習を組み込みます。丸投げにしないための演習設計がポイントになります。
3方針の3軸比較表
方針ごとに、演習の組み方と事前に決めておく事項を整理しました。
| 方針 | 演習の組み方 | 事前に決めておく事項 |
|---|---|---|
| 禁止 | 写経・自力実装を中心に構成し、コード生成AIは使用させない | 禁止の範囲(コード生成のみか、調べ物も含むか)、代替の学習教材 |
| 限定 | 調査やエラー解決の補助としての利用は許可し、提出物・評価対象は自力実装とする | 許可する用途の線引き、提出物の判定基準 |
| 活用 | AIが生成したコードを理解・レビュー・修正する演習を組み込む | 使用するAIツールの指定、社外に出せないデータの扱い(ローカルLLMの要否) |
いずれの方針でも、カリキュラムのカスタマイズとなるため別途費用が発生します。方針が固まっていない段階でも、貴社のガイドラインを伺いながら演習内容をご提案できます。
よくあるご質問
Q. 新入社員研修で生成AIはどこまで使わせるべきですか?
Q. 生成AIを禁止する場合、研修内容はどう変わりますか?
Q. 生成AIを使わせると自分で書けないままにならないでしょうか
Q. 社外に出せないデータを扱う場合、生成AIの研修は実施できますか?
貴社のガイドラインに合わせてご提案します
方針が固まっていない段階でも、演習の組み方からご一緒に整理します。